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第3回「長命の集い」2日目~2月の連続法座(5)

 「長命」(じょうみょう)の2日目は、まず、各グループでのテーマを出しあうことにした。ぼくも、一つ「一瞬の喜び、永遠の幸せ」というテーマ。もちろん、これは「信の一念と、信の相続」を念頭においたのもである。

 ここでも思わぬ収穫があった。これまでなんとなく関わりのなかでモヤモヤしていた方と、じっくりと関わることができた。あえて言葉に捕らわれず、その方の言葉の背景(気持ち)を、突っ込んで聞いていった。すると、その方自身も気づかなかった(もしくは抑圧していた)ものが、見事に立ち上がってきたのである。その理由はなく、その事実に出会えたことが尊かった。予想外の展開にうろたえておられるご本人とは別に、ぼくには、この一つだけでも今回の集いの意義を感じた。

 午後からのご法話は、伊藤康善先生の「伊藤先生の言葉」から、「信心とは、有り難いこころを育てるのではなく、その心を捨てることである」というところをテーマにした。大半の方の聞法に刃を突きつける言葉だか、さて、その反応は?

 

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