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法然上人二十五霊場~室津の浄運寺~

 京都支部法座の翌24日(土)~25日(日)にかけて、兵庫県たつの市での拡大仏青研修会である。よくよくのご因縁であるが、その話はまた後で。まずは、少し早めに出発し、有志の皆さんと法然聖人のご旧跡へ向う。高速のたつのICを降りて、しばらく山道を走っていると、急に太陽に輝く海が開けてきた。

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海岸沿いのお店にはたくさんの車が停まっている。「牡蠣」を目当てに人が集う。でも、ぼくたちの目的はここではない。さらに急な山沿いに海が迫るクネクネとして細い道を進むと、小さな漁村に出てきた。昔は、参勤交代の宿場町として本陣もあり、たいそう栄えており、小さな村に各宗派のお寺が軒を重ねていた。

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 1月の報恩講法座で、法然聖人のご恩徳をテーマに法話をした。『法然上人行状絵図』(四十八巻伝)から、流罪途中に、高砂で漁師の夫婦のご教化された聖人は、この室津の浜で、舟に乗った遊女をご教化されている。浄土真宗なら、『御伝鈔』にある山伏弁円の済度のように、浄土宗では有名な感動的なエピソードである。それがこの室津である。『御伝鈔』には「弁円」という名は出てこないのに、後に伝承に尾ひれがつくように、『法然上人行状絵図』には、遊女とだけで、その名はないのに、現地に来ると、遊女の名は「友君」であり、木曽義仲の三番目の妻で、木曽義仲が追討された時に、西に逃げ延びたものの、落人として遊女に身を落としたという逸話が加えられていた。
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 細い急な道を登って、本堂に向う。報恩講の法話から1ケ月後、現地に立つことができたのは、ほんとうに不思議なご縁である。予め連絡をしていただいていて、ご住職から詳細なご説明をいただいた。ご本尊は阿弥陀三尊像で、浄土真宗とは異なる。残念ながら、写真は不可だったが、法然聖人像や、自身の像などの宝物が見せていただく。

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 海が見下ろせる場所にある、お墓にもお参りする。お寺の真下には小学校が立っているが、以前は、ここまで海岸であって、「絵図」のとおりの風景であったという。

 風情ある町並みを散策し、いくつかのお寺にお参りする。村のコミニティーセンターでお昼を済ませて、いよいよ本番の仏青研修会。たつの市内の浄栄寺に向った。

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