初盆
今年もお盆参りが始まった。昨年は、間に寺院布教が入ったが、今年はなく、3連休にもなったので、ゆとりのある日程が組めた。
午前中は、ご近所の同人宅へ。このお宅は、親子共々、丁寧に仏事をされてくださるのが、有り難い。「横川法語」のご法話。泥中の中から、泥に汚されずに咲く蓮の花を、他力の念仏にお譬えになっている。
すぐに戻い大阪に向う。同人宅で、支部法座の会所も引き受けてくださっている。今年が初盆にあたる。遠方からも含め近しい親戚が集まってこられる。なんとかご家族、特に子供さんへのご縁を願われているが、まずは手を合わせてもらい、共に勤行してもらうところから。勤行一つ、称名念仏一つ、初めてならば抵抗もあるだろう。特に、「南無阿弥陀仏」と声に出すことは難しい。簡単に見えても、その意味を知り、そのこころを知り、ほんとうに身につくまでには、知らないだけで、あの手この手のお手間、ご方便があったのだ。個人の相続も難しいが、縁ある人に相続していくこも、難しい。それでも、小さなことから、一つ一つを丁寧にお伝えしていくしかない。
法座の後、場所をホテルの日本料理店に移し、和やかに会食が行なわれた。これもまた小さなご縁を造る一つになるのだろう。
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