4年ぶりの北海道(2)~白老・ウポポイ~
今回の旅の目的の一つは、「ウポポイ」を訪れることだった。白老町にある国立アイヌ民族博物館と共生公園である。今日は大雪が予想されていたが、建物の博物館に入ってしまえば影響を受けないと思っていた。
国も、北海道も力を入れていて、空港でも大きく宣伝されている。が、広大な駐車場に車は2~3台しか停まっていない。そこから、グルグルと回路を展示施設まで、雪が強く降る中を4~5分歩いて、博物館へ。次ぎの公演(アイヌと唄や舞踊)の時間が迫っていたので、また体験交流ホールに移動。3分ほどのことだが、寒い風雪の中を歩く。ボロト湖畔の美しい風景が楽しめるそうだが、冬季は湖も凍り雪が積もり湖は判別しない。天気さえよければ問題ないが、風雪の強い時の外部移動は不自由だ。
でも、公演はよかった。観客は3組だけで、舞台上の演者の方が多いように思えたが、若い演者による迫力のある声と踊りを堪能した。博物館に戻って、アイヌ文化の展示をゆっくりと観た。途中で、別の公演があったので、また移動してアニメを見に来た。プロジェクットマッピングを交えた立体的な映像は美しかったが、観客は2組だけと寂し限りだ。3度目の入館で残りの展示見て、最後に映画も見た。アイヌ文化の展示は美しかった。がしかし、生活臭が抜け、迫害の歴史は語られず、美術品を魅せられている風情だ。あっちこっちに移動があり、別方面にある工房やコタンには行かなかった。文化を保存し、展示するとはどんな意味があるのかを考えさせられた。
風雪が強くなる前に、深川に向って出発する。
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