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仏書&華光誌輪読

 月初めの祝日。朝座に「仏書に親しむ会」、昼座は「華光誌輪読法座」と、ダブルヘッダーでの法座。大半が両方参加されたが、朝座だけの人もあれば、昼座から参加の方もあって人数は同じくらい。横浜や富山からの参加者もあって、いつも以上に賑やかだ。でも、地元の京都でも参加メンバーは固定しているのが、残念。

 「仏書」は、『華光出佛』から伊藤先生著の「宿善の実の熟する頃」の2回目。『悟痰録』の背後におられた人々の法悦の記録である。20頁程度の短い文章だが、尾上さんの付添いさんの山川さんを始め、薬師山の国嶋病院での結核患者や付添さん方々の信仰体験記を、伊藤先生が一人を4~5頁程度で短くまとめておられる。今から、80年以上前の華光誌創刊前の先輩同人方である。赤江さん、原さん、辻の婆さんの強信の法悦と、小林さん、そして山川さんという面々である。老若男女といいたが、ここは、老若「女」のみである。まったく真宗が初めての方もあれば、30年近い聞法者や、自分流の信心が潰れた人、もともとお兄さんを狙っていたら付添いの妹さんに届いた方と、さまざまな経緯がある。ただ、当時、不治の病であった結核患者だったり、その付添いとして、日々、生死を間近に感じておられるという共通点はあるのかもしれない。また、伊藤先生のお勧めぶり、その言葉に聞かせていただくことが多かんた。もうすでに往生されているが、今、それらの方に出遇っている、そしてその方々を通じてあらためて伊藤先生とも出会っているという実感を持たされる文章だ。南無阿弥陀仏

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