寺院布教
華光大会を終えた2日後、宿泊での寺院布教である。もうここの報恩講様には15年も続いてお世話になっている。最近は連れ合いも一緒にお世話になるが、今年は公演があって、今は東京にいる。
「如来様とは?」と題して、簡単な質問を交えながら進めていった。馴染みのある正信偈の六首ご和讃、冒頭の「弥陀成仏のこのかた~」からの6首をいただき、阿弥陀様が光明の仏様であり、それは慈悲とし、そして智慧の仏様であることを窺った。その智慧とは知識ではなく、私の正体を温かく、そして真正面から明らかにして下さるお働きである。結局、仏智の働きである光明の縁にあうことがなければ、ほんとうの自分のことは分からないのである。そのことを、最後は機の立場から、「あなたは誰ですが?」という問としてお取り次ぎさせてもらった。内容はやさしいのだが、自己を問うことは一番難しいテーマである。自分のことでありながら、自分の力では知ることができないからである。
すべて仏智に出会って、自分自身が、そして私の行き先が明らかに知らされる。まさに「心開明を得る」のである。
2日間、いいご縁を頂きました。
| 固定リンク