比叡山へ(1)~修復工事中の根本中堂~
今年の12月4日まで、聖徳太子1400年御遠忌を記念して、太子ゆかりの「椿堂」が初めて一般にご開扉されているので、ぜひ、訪れたかった。長女は比叡山に行ったことがないといのうで、彼女の創立記念の休講日に出向いた。
聞法旅行や日校の遠足など何度も訪れてきた比叡山だが、久々にプライベートでの参拝だ。行きは、白川から山中越で登る。クネクネとした細い山道だが、距離には案外近くて、1時間もかからずに到着。
紅葉にはまだまだ早いが、ほんの一部は赤くなっている。風は冷たく、さすがに一足、季節が早く、厚着をしてきて正解だった。
まずは東塔にある国宝殿へ。いま「比叡の霊宝」という特別展が開かれている。ここは初訪問だが、国宝の衣や書物、重文の絵画や祖師像に不動明王と、見覚えのある展示品が多かったのは、今春、京都国立博物館で「最澄と天台宗のすべて」を観たからだ。それでも十分、見応えはあった。
比叡山で修行した高僧たちが顕彰される大講堂(重文)から、国宝の根本中堂へ。
ところが根本中堂は、現在、大改修中だった。前回(2016年)の拝観はは、その直前だったようだ。V
京都の親鸞聖人聖跡巡拝の旅(5)~ご修行の地・比叡山(東塔篇): かりもんの実践的!真宗法座論 (cocolog-nifty.com)
初めての方には残念だろうが逆に新鮮で、貴重な風景だ。10年もの歳月をかかるというのだから、たいへんな作業である。伝教大師最澄が結んだ草庵が元だといわれ、本尊は秘仏だが、最澄が刻んだ薬師瑠璃光如来と伝えられている。特に有名なのが、最澄の灯した灯火が、1200年間一度も消えることなく輝き続けている「不滅の法灯」である。比叡山延暦寺の中心なので根本中堂と言われている。
急な石段を登って重文の文殊樓へ。延暦寺の山門にあたるそうで文殊菩薩か奉られていた。
そこから延暦会館に出て法然堂に行こうかと想ったが、道はまだ長いので、急坂を降りかけて引き返し、腹ごしらえをして、西塔に向った。
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