比叡山へ(3)~浄土院~
椿堂の真向かいにこんな石碑が建っていた。
「聖光院跡」~親鸞聖人住持の寺~。あくまでも伝承だが、親鸞聖人が住職をされていたお堂の跡だという。
しばらく進むは、「親鸞聖人修行の地」という石碑があり、弁慶が担いだことから「にない堂」と呼ばれる「常行堂」と「法華堂」がある。いま、堂内で修行中なのでで、静粛にするように掲示される。ここは観光地はではなく、出離大事の修行の場なのである。
西塔の中心である「釈迦堂」にお参りすると、すぐ脇に黒谷青龍寺の方角を示す案内の石碑がある。が、ここからだとまだかなり距離がある。
来た道を「椿堂」まで戻った。「浄土院」を目指すかどうかは迷った。2016年の聞法旅行ではここは行かなかったが、東塔から西塔への徒歩ルートの途にあるから逆戻りの道となるからだ。行きは下り坂、帰路は登り坂となる。
「浄土院」は、伝教大師の御廟で、比叡山でもっとも清浄な聖域だという。別名、掃除地獄とも言われる場所で、塵一つ残さぬようにきれいに掃き清められている。
ここで十二年間の籠山行を行なう侍真僧は、生前同様に伝教大師に仕えるというのである。昨年(3年)4月に、戦後7人目の満行のニュースが報道に接して、久々にお参りさせてもらったが、静かな感動があった。
まだ3時前だ。黒谷青龍寺を目指すために車で、峰道レストランへと向った。
京都の親鸞聖人聖跡巡拝の旅(6)~ご修行の地・比叡山(西塔篇): かりもんの実践的!真宗法座論 (cocolog-nifty.com)
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