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大須演芸場での「釈迦内柩唄」

  コロナ禍で本格的な活動が難しかった劇団希望舞台も、今秋から活動が活発になっている。通算千回公演を目指す『釈迦内棺唄』に加え、『居酒屋夢子』という新作の公演も決まり、連れ合いも稽古や準備で留守の日が多くなった。主要法座行事や京都での用事もあるので、東京-京都の夜行バス往復がすることも多い。

 今は『釈迦内棺唄』に出演している。東京と神奈川の公演の合間、2日間の名古屋公演。名古屋には行きたいと思っていた。この芝居を見たことのない子供たちも連れて行きたかったが、法座が続くので日程的には厳しかった。寺院布教の前夜の公演なら行けるが、子供の授業の関係で到着が公演ギリギリ、帰宅も0時近くになる。翌朝は寺院布教のために同人も同乗される。かなり迷ったが、今回は無理はしないことにした。が前夜になり、不参加だとと言っていた次女が、「行きたい」と言い出したのだ。もっと早く言ってよ。それならこんなに迷わななかったのに…。

 ということで、急きょ、長女を大学で拾い、3人で名古屋の大須演芸場に向うことにした。前座の歌は聞けなかったが、開演前に到着し,劇団関係者にもあいさつができた。中に入ってびっくり。閑散(多めの支部法座というところ)としていて会う人、会う人、東海支部の皆さんだった。後で聞いたところでは観客の1/3はぼくがお誘いした人だったらしい。

 それでも、芝居はよかった。何度も同じ芝居を見せてもらっているが、演じる人や観客が代わるとそれだけでまた違った味がある。この方が主役のふじ子役は初めて見せてもらったが、少し柔らかい雰囲気がした。(舞台上での)連れ合いの亭主役は「網走番外地シリーズ」では高倉健とも共演しているベテラン男優さんだが、これまで見た父役の中で、一番、この雰囲気にシックリしているように思えた。連れ合い以外は、初めてお会いする方々だったが、温かい雰囲気がするのは、この劇団の持ち味でもある。皆さんと記念撮影をして、急いで京都へ戻る。高速道が補修工事もあって深夜でも渋滞していたが、日常と違う雰囲気を存分に味わった。

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