祇園祭(先祭)宵々山で、美味しいお酒を呑む
今年は、3年ぶりに宵山や山鉾巡行が行なわれることになった。
一時は、減少傾向にあった新型コロナが、ここに来て急増する気配だが、通常開催されることになった。ただ、ぼくは週末の三連休は、東海(名古屋)~広島~京都(輪読法座)と法座が続き、後祭は福岡での法座と重なる。今年はご縁がないかなーとあきらめていたら、思わぬところからお誘いがある。
6月から、四条高辻にあるメキシコ料理店でバイトを始めた下の子が、宵山期間の3日間、屋台で売り子をするというのだ。祇園祭よりも娘の働く姿は見逃せない。
ということで、昨年から着物教室で研鑚を積み、先日、見事、師範(立派な看板)となった連れ合いは、浴衣を来て、宵々山に繰り出すことにした。
さて、3年ぶりとはいえコロナ禍だ。たぶん、例年に比べれば、人出は少な目ではないかと予想していた。実際、地下鉄は混んではいたが、例年ほとの雑踏で身動きとれないというほどはなかった。
が、地上にあがると、すでに烏丸通も四条通も歩行者専用となっていて、例年と変わらぬ人出。例年なら別に驚かないが、さすがに今年は、この人出には驚いた。が、屋外でもだいたいはマスク着用ではある。四条通の長刀鉾や函谷鉾、月鉾などを観て、南北の通りにはいって、蟷螂山などを見る。細い道に入るともう身動、きできないほどの人込み。放下鉾や船鉾のある新町通に入ると大変な雑踏で、こんなに密に人と接するのは何年ぶりかだ(2日間だけでも60万人以上の人手があったそうだ)。宵山よりも雑踏に驚くのも、コロナ禍ならではの祇園祭。
人込みの中を、普段なら5分強の距離を30分以上かかって、やっと娘の勤めるお店にたどり着いた。
昨夜は露店(夜店)にいたが、今日の店舗の手伝いをしている。四条高辻を一筋入った少し分かりづらい立地だか、当然、今夜は大繁昌。客が帰ったらすぐに次の客が入って、娘も大忙しで、動いている。賑やかにはしゃぐ客も多くて、久々に活気が戻っていた。カウンター席からは、中で飮み物を用意する娘の姿がよく見えた。初めて、娘に生ビールや、ワインを注いでもらった。まだ勤めたばかりだがテキパキ対応する姿に感心し、ちょっと感無量。おいしいお酒でした。
| 固定リンク
「京都」カテゴリの記事
- 寒波(2023.01.24)
- 東寺からみなみ会館へ(2023.01.03)
- 東寺の紅葉(2022.11.22)
- 比叡山へ(4)~黒谷青龍寺~(2022.10.20)
- 比叡山へ(3)~浄土院~(2022.10.19)