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日高町での三回忌法要


 豊岡市日髙町での三回忌法要。10時からの法要だが、朝、出発しても十分に間に合うのは、高速が伸長したおかげである。

 親族だけでなく、同人の方、ご近所の方、20名以上のお参りがある。最近、心がけていることは、家族や縁者の皆さんとゆっくりと丁寧に、お勤めさせていただくことである。これだけでも仏縁の一歩になるだろう。でも、それでは留まらず、ご法話も聞いていただきたい。同人の方も混じっておられ、顔見知りのご親戚の方もある。しかし、ぼくに中での正客は故人のお子様たちだ。みんな仏縁がないわけではない。子供大会にも参加されている。大病で無常の身にも触れておられる。それでも、なかなか次の一歩みを踏み出すご縁がなったのだ。
 故人のお父様は、華光同人の中心者で、責任役員を勤められ、永代経法要や聞法旅行を提案された。ご兄弟も、名うての念仏者として、僕自身も一番ご縁の深い方である。ご本人自身も、若き日は華光会館に下宿され、今日の商売のヒントを悟朗先生から聞かれた方だ。喪主であるお母様もそうなのだ。そのまたお母様から深いご因縁があり、明日は、ご実家で法座が勤まる。ごの姉妹すべてが、父にとっても、ぼくにとっても深い因縁のある方だ。ただ残念ながら、故人も、喪主様、もう一歩、深くご法に遇っていただきかったという思いはあるが、それでも華光会では、希有な外護の知識である。ご因縁があっていまここで法縁を結んでくださった。

 法話は、如来様のお心を、お釈迦様の前生譚を取り上げて、その身を私のために捨て(捨身)て、布施をくださった功徳によって、いま私が、尊い仏縁を遇っているのだか、それでいて、私はどこまでもその真実に背いている姿を取り上げた。どこまで伝わったかは分からない。しかし、これもまた宿善になると信じて、真剣に伝え、聞いていただいた。南無阿弥陀仏 
 

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