高松塚古墳~飛鳥巡り(3)
次いで、高松塚古墳 に向かう。快晴だ。
住民の生姜の貯蔵庫に使われていたというのが、発見のきっかけであるという。高松塚古墳の発見は空前の考古学ブームを巻き起こし、記念切手を求めて長蛇の列ができことまで子供心によく覚えている。前回の旅では、まだ発見直前だった気がするが…。今年は、その発見から50年目の節目の年にあたるという。
やはり古墳時代の終末期の小型の円墳だか、鮮やかな色彩の壁画が残されてることで世界的に有名になる。古代中国思想に乗っ取った四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)と日月に、天上の星宿図に加えて、男女四名ずつの群像が繊細なタッチで描かれている。劣化が防ぐために密封されて実物は観ることができないが、「高松塚壁画館」で、その忠実な摸写や石室を観ることができた。想像以上に、石室も壁画も小さなもので、有料の割に「エッ、これで終わり」という小さな展示館ではあったが、複製とはいえ、一瞬で、色鮮や絵画に古代のロマンを感じさせられた。
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