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広島法供養法座

 今月の広島支部法座は、昨年亡くなった同人の1周忌を兼ねた法供養法座として、ご遺族が施主となってくださった。
 
 前日、広島支部の長老Sさんの訃報が届いた。昨年の華光大会が最後になったが、その篤い思いを新年号の年賀交換に歌として披露してくださった。広島のみならず、いまの華光では誰もが知る人であったし、あのように喜びを爆発される方は、これからの世では稀になってくるだろう。歌うようにお念仏をされ、仏教唱歌を交えながら、嬉々として法悦を語れていた。ご高齢とはいえ、支部法座に直前までお出でになっていただけに、皆さん驚いておられた。が、これもまた驚くべきことではない無常の理である。

 法要は、親鸞様のお正信偈をあげ、和讃をいただき、最後に蓮如様の御文章を頂いた。何も珍しいもではないが、できるかぎり、ゆっくりと丁寧に頂き、皆さんと心を合せてお勤めさせて頂いた。ご法話は、「連続無窮お働き」と題して、親指のふしの智子さんをテーマ。智子さんの従姉妹にあたる方もお参り下さる。先輩同人が相次いでご往生される、いまの状況にぴったりの内容だった気がする。

 3年華光大会参加を終えて

 法性の みやこに帰る 華光会座(けこうえざ)
   つきぬ思い出  今、こにに幸  

 老いの身に 下がりて嬉し、藤の華
   まかせよと聞き、なおも嬉しき 

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