仰せをかぶりて
さて、1月16日。聖人のご命日である。報恩講の2日目。朝座、ご満座の昼座と法話を担当する。
7年前に頂いた「聖人三つの常の仰せと、三つ(+一つ)の遺言」の法話を手直しして、聖徳太子のご持言と、聖人の耳残る法然聖人の「仰せ」を頂いた。ぼく自身にとてもたいへん学ばせていただくことの多い法話となった。
仰せはシンプルであるが、シンブルであればあるほど滋味深く、豊かな金口説法である。まさに、「平生のとき善知識のことばのしたに帰命の一念を発得せば」とあるが、「善知識のことばのした」なのである。そのことば被りて、撃たれていくのである。それが浄土真宗の伝統なのだ。
今は、それだけに留める。特に、聖徳太子のご持言、法然聖人の常の仰せ、そして聖人の耳に残る「仰せ」については、また項を改めて触れていきたい。不参加の方は、ぜひ、報恩講の法話CDやDVDをお聞きください。
聖人のご回向を賜り、今年も報恩講を勤めさせていただくことができました。南無阿弥陀仏
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