決算と予算~釈尊のご恩徳~
華光会は9月が年度末になる。11月の華光大会では総会を開いて、決算報告と予算書(案)を審議することになっている。
福岡からY先生が来館される。毎月、定期的に月次の説明を受けているので、決算については把握できている。やはりコロナ禍で、一部の寺院布教が中止になったり、行事の人数制限がある中でも、伝道(公益)事業では、同人に皆様に支えられて久々の黒字となった。故人の意志を尊重してご喜捨をくださる方が複数あったからだ。おかげで、来年度の予算も編成しやすかった。同人の高齢化は進み、コロナ禍で新しい方の定着は難しく、また法座の参加者の固定化などの問題もあるし、今後も課題も大きい。危機感もあるが、一方で何があってもこころは落ちている。
『往生要集』を拝読していると、たとえ無戒のかたちだけの僧であっても、衣をまとった者には、そのものが衣食住の最低限の生活に窮することなく仏道修行を励めるようにと、お釈迦様がご自分の功徳を投げ出してくださったというのだ。ご自身の成仏のために1/3、正法時代の修行者のために1/3、そして像法の形だけの仏法者のためにも1/3の功徳を廻向くださっている。末法になっても、その広大な陰徳がこぼれおちていると味わっている。同じことの繰り返しであっても、いのちのあらん限り、愚直に法を喜び、お伝えしていくしかないのである。そのことを皆様のおかげで喜ばせてらもっているのだ。南無阿弥陀仏
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