フィンランド映画『トーベ』
娘のリクエストで、京都シネマでフィンランド映画『トーベ』を観る。今も世界中で愛されているムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンの半生記だ。娘は小さな時からムーミンが大好きで、二人で最初に観に行っ映画もムーミンで、劇場晩『ムーミン谷の彗星』だったと思う。10年以上前のことだ。
さて本作は、誰もが知るムーミンは、妖精の不思議な世界での出来事だが、それがどのような背景で生まれたのか、ムーミン誕生の舞台裏を描いた作品でもあった。いろいろな分野で才能を発揮したり、伝統的な画壇の異端児だったり、私生活では、情熱的でスキャンダラスな、そしてさまざまな恋の形や結婚生活も、一筋縄ではなかったようか描かれる。北欧という開かれた地とはいっても、まだ若い女性の地位もまだ低く、同性愛に対してもいまほどの理解がなかったようだ。ただぼくには映画の流れが平板で、途中、ウトウトする場面もあったのは、残念。最近、映画の途中の居眠りが増えているのは、歳のせいか。
終わってから廃校になった小学校を施設が芸術センターになっていて、木造の教室の雰囲気を残すカフェでお茶をした。町中にあった小学校の雰囲気がレトロな洒落た雰囲気。ほっこりした。
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