« 四十八願を味わう(26)~第47・48願~ | トップページ | 食法餓鬼 »

8月は東京ZOOM法座へ

    今年6月に1年6ケ月ぶりに完全リアルの2日間で開催された東京支部法座。しかし、8月はZOOM法座に逆戻りだ。最近の東京圏の感染拡大の現状を考えると、これも致し方はないだろう。

 ZOOM法座でも、法座進行は2日間の完全版で、初日は昼座、夜座の後、夜はZOOM懇親会。2日目は朝座、昼座とあって、合計4座での法話を担当した。ZOOM法座の利点は、ブレイクルームの機能を使った分級座談会で、こちらは6~7名のグループを4つ(そのうち林野会館集合組はリアル)を持った。普段の法座のように突っ込んだ厳しいご示談になった回もあれば、まったく声がでない回もあった。隣人を肌で感じられないリモートの限界もある。懇親会も普段のようにはいかないが、お酒がはいると盛り上がって少し延長となった。

 さて法話は、源信僧都に焦点を当てた。一つは餓鬼道について『往生要集』を、現代語訳で読んだ。詳細な記述に驚かされるが、夜座は、その文章を絵にしたスライドを観る。これが初めてではないが、視覚になるとまた違ったリアリテーがある。誰もが、別の世界のことではなく、今、私の姿だと。その後の座談会も、かなり突っ込んだ内容となった。

 朝座は、『往生要集』の中から、人間界の「不浄」の相を現代語訳で読み、「白骨観」のご文を原文でいただいた。それにしても、この不浄の相の描写も、おそろしいほど詳細である。源信僧都は、人間の相を、「不浄・苦・無常」と、とらえておられる。四轉倒のうちの「常・楽・浄」の三つのひっくりかえっていて、それともいうのも、その根底には、「無我」が悟れず、「我」の執着が迷いを生んでいるからである。

 昼座は、同じ源信僧都様だが、親鸞聖人のお正信偈の源信讃をいただいた。真宗的になって、皆さん馴染みがあるかと思ったら、自分の機の浅ましさからは外れるので、急に難しくなったという声もあった。最後の座談会での質問が面白かったが、ここでは省略する。

 リアルで会えなかったのは残念ではあるが、懇親会もあって、2日間、充実した内容ではなかったか。次回の10月の東京法座はリアルで行いたいものだ。

 

|

« 四十八願を味わう(26)~第47・48願~ | トップページ | 食法餓鬼 »

法座と聞法」カテゴリの記事