開催か、中止か
明日から福岡で家庭法座だ。冬(1月)と夏(7月)の恒例行事でもあり、そこでしかお会いできない方もあり楽しみな法座だ。
梅雨末期となって、西日本のあちらこちらで線上降水帯が発生して、大雨になっている。昨日は、山陽新幹線も、一時、ストップしたようだ。
昼過ぎ、施主様からお電話。「早めに中止の判断をすべきかと思いますが」という相談。昨年の大分でも帰路が台風でたいへんだった。今回も、大分や熊本からの参加者もあり、h明日以降も九州は大雨が予想されていて、止めるのなら早めにということらしい。
新幹線が停まれば行けなくなる。ただ遅延程度なら早めに出発すればいいし、帰路ならなんとかなる。新幹線が動くなら開催してもいいと思っていた。ただ京都は降るときは土砂降りだが、止め間も多くてうっすら晴れ間もあって、中止となる実感はなかった。それで、もう少し様子をみてもらうことにして、最終決定は、九州の状況をみて判断はおまかせることにした。
コロナだろうが、地震だろうが、独自の情報をお持ちで動じない方からの申し出は、意外だった。それだけ状況が悪いということか。ニュースをみると、九州南部は特別警報級の大雨になる(実際、翌朝には発令された)との予報。電話の口ぶりから「中止やむなし」が伝わってきて、急に力が抜けてきた。一旦、緊張の糸が切れると、作業が手につかなくなる。中止の場合の段取り(ZOOM開催は出来るか)を考え出した。そうなると、無理をするより、中止がいいような気がするから不思議なものだ。
夕方にもう1度電話。雨も弱くなったきたので、やはり予定どおり開催をするとのことだ。はい、それはそれでよかったです。が、もう一度気持ちをつく直して、教材の準備を始めることにした。
翌朝、九州南部は特別警報が発令される。でもこちらは曇り空で、山陽新幹線も通常運転。雨は覚悟していてたが、西に向えば向うほど天気が回復していきて、山口あたりから晴れ間が広がって、拍子抜け。2日間、傘を開くことはなかった。おかげで、大分、熊本組も無事に参加、事務所の新人の方も初参加もあり、予定通り法座が開かれ、懇親会もせつことができた。
当たり前のことではあるが、種々のご因縁が整わないと法座は開かれず、一座一座のご縁を大切にせねばということを、改めて感じさせられた。
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