広島支部大会(1日版)~叫び~
例年は、年に1度の宿泊法座。昨年から、広島支部の宿泊法座は再開されず、今年も、朝、昼座の1日だけの法座となる。
前半は、「まったくわたしくなし」と「人に負けて信をとるべし」の法話。法話後の座談会では、「どうか聞かせてください」と一歩出て頭を垂れる人がおられた。尊い菩薩のお姿でもあり、同時に「信心ほしい」の餓鬼の姿でもある。
午後は、修行者と羅刹、いろは歌のご法話。ZOOMも含めて、みんな一言、法話の感想を話してもらいだした時だった。ZOOM参加者の声だけが聴こえてきた。まだその人の話は終わっていなかった。が、それを遮るように、思わず叫んでいた。
「それが南無阿弥陀仏や! 分からんのか、馬鹿やろう!」
修行者と羅刹の法話で、生肉を食らい、生血をすする羅刹とは誰のことか。そこに身を投げ、血だらけの叫びである南無阿弥陀仏は誰のためなのか。それを自分のちいさな考えだけできれいごとで収めようとするのか。理屈に収まるのでも、自分の考えや思いを大切しても、絶対に聴こえてくる話ではない!
常識的な言い訳や返答はいらない。この絶叫の響きこそ聞け。その声に撃たれろ。
法座が俄然、動きだした。
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