名古屋での東海支部法座
今回は、名古屋市のお寺が会場だ。
法話は、広島と同じく「横川法語」が題材。でも違いは、広島では完全なリモートの法座、東海は対面での法座となった点だ。
法話だけなら、けっこうリモートの方が、丁寧に説明できたりもする。また座談会になっても、中心的に話してくださる方があれば、盛り上がる。ただし、同じ場に身を置いて、味わうということになると、そこは対面での意味は大きいと思った。
法語を三段落に分けて音読し、みなさんにも繰り返して読んでいただいた。短く、そして身近な法語は、繰り返しては声に出して味わうことに意味がある。そのあと、解説だけでなく、味わいをみんなで分かち合った。
味わいを聞いて感じたことは、法語の言葉と自分の心境を比べて、「ああだ、こうだ」という方が多いことだ。もちろん自分の心境を語ることも大切なのだが、まずは、法語をしっかりと聞いていただきたいなと。何を源信様はお伝えしたいのか。そのお心をお聞きするために、何度も恩徳をお願いしたのだ。解釈や言い訳はぬいて、まずはそのままいただいてこそ、味わえることもあるのではないだろうか。
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