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5月の「仏書に親しむ会」~『真宗安心一夕談』~

   5月の「仏書に親しむ会」。前回で、『仏敵』、『善き知識を求めて』が終わり、今回から新たな本に入る。

 『悟痰録』を提案したが、3月の講習会で取り上げた『真宗安心一夕談』を深めたい、という声があがる。濃厚で未消化なまま終わったという。ただみんなで輪読して味わには難しく、かなりの補足が必要だ。この会の趣旨は、講習会のような一方的な講義ではなく、参加者の輪読を中心に進め味わいを深めていくものなので、教義を端的に伝える本書と、今の参加の皆さんの実力を考えると、相応しいとは思えない。その旨も伝えたが、「それでも望む方があるなら」という前向きに賛同の声もあり、特に反対もなかったので、『真宗安心一夕談』を取り上げることにした。

 それなら、ZOOM発信をすることにした。輪読形式は講義ではないので難しい。道場の皆さんの声をどこまで拾えるのか。マスク越しの声が聞き取れないことも了解いただき、同人限定で呼びかけたが、結構な人が集まってくださった。「無料」が効いたのかもしれない。

 丁寧に読まないと、味わいも平凡で、荒くなってしまいがちだ。一方で、短い文章にひっかかりすぎても全体を見失ってしまう。第一章が呼び水で、全体の構成を造っているのでもあるので、先々でハッキリすることもあるからだ。

 参加者に一言ずついただいて、短い本文と、(註一)を読んだところで、時間切れ。「経巻相承・師業口伝」の要点が、どこまで伝わったか?

 次回の法座は、6月2日(水)夜18時50分~21時

 テキストは、『真宗安心一夕談』の第一章(註二)から、第二章へ。

 同人限定で、ZOOM発信あり。出来る範囲での発信になりますが、ご了承ください。

 

 

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