新月断食の日に
新月の前日、いろいろなことがあった。
午前中は自力整体教室。月4回から3回になったが、18年間も続く習慣である。
午後には消防署の査察をがある。念のため事前に会館内の点検し、消防署の職員から指導を受ける。会館の防火責任者でもあるのだ。先日、防火器具の点検での不具合は、来週に交換することになっている。消防署に書類報告も、毎回提出しているここともあって、特に指導もなく無事に終了。
終わってすぐに佛教大学の講義。10月から再開されているが、対面はなくズームのみ。これも3月で一旦すべて終了する。仏教関係と心理学関係の講義に登録したが、例年以上に多く参加できたのは、リモートのおかげ。今日は、仏教以前のウパニッシャッドでの出家ということについて。最後は、最近のインド事情を現わす、数本のインド映画の紹介。
その空き時間で、華光誌の最終チェックをする。大半は、昨日済んでいて細かな点を修正する。今週は予期せぬ出来事があったが、夕方には予定通りに印刷所に渡った。封筒も在庫が無くなったのでこちらもデザインを一新し、発注した。ぜひお楽しみに。
データを渡し終え、夜の映画を観るために京都シネマへ。雨が降っていたので散歩を兼ねて徒歩で。四条烏丸までは45分強かかるが、インタバール走法で強弱をつけながら歩く。ロシア・ウクライナ映画の『DAU. ナターシャ』 を観る。
ソ連の秘密研究所のレストランのウェイトレスが主人公。延々と続くたわいものない会話。研究所で働くフランス人科学者との生々しいSEX。そして秘密警察による尋問(拷問)によって、密告者に仕立てあげられていくのだが、バイオレレンスと、エロティックな描写、そして、2年間にも渡るセット(ソ連時代の秘密研究所を精密に再現)での生活と撮影という手法も合せて、評価と物議を醸しだした問題作だった。
新月には1日早いが、明日は法座があるので前倒して、断食をする。昼食も夕食も食べない時間を、アクティブに動くことができた。コロナ禍の中で始まった新しい習慣も、ちょうど1年。月1回で、回数はたった12回だか、自分なりには「よく頑張りました」という感じがする。今日は、次々と用事が続いたので空腹も苦にならなかった。
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