着物
連れ合いと娘が、2月から着物の着付け教室に一緒に通いだした。連れ合いは初心者。娘は、自己流では着ることが出来るが、本格的に学びたいという。
そんな時、ある同人から、長女が着物をいただくことになった。しかも桐タンスごと運搬してくださるという、たいへん有り難いお話である。
法話会に合せて、第一陣がやってきた。恐縮するしかないが、女性陣は大喜びだ。娘がお正月に着、報恩講での書籍受付でも着たことが因縁となって、とんとんと話が決まったのだ。
頂く当方は、待ちの姿勢であるが、贈ってくださる側はたいへんだっただろう。品物を一つ一つ点検し、考え、選び、クリニーグに出し、さらに運版の方法を考えてとご苦労がある。きっと処分するほうがもっと楽だったろう。ただせっかくの想いがこもった品をそう簡単には処分できない。それよりも喜んで活用される方があるならば有り難いと、お話をいただいた。
贈る側がいろいろと考え、考えて、届けてくださったのである。今生事で、また人間の行いなので、簡単には比べられないか、まるで南無阿弥陀仏が、一方的に届けられるようなものである。送れ手の想いや苦労などは、お聞きしないとなかなか分からないのである。
ありがとうございました。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 報恩講始まる(2023.01.09)
- そして誰もいなくなった。(2023.01.04)
- 賀正(2023.01.01)
- メキシコ料理(2022.11.04)
- 笹の墓標展示館 全国巡回展の法要(2022.10.17)