成長
長女がブラジルから帰国して、丸半年が経過した。コロナ禍での帰国はたいへんで心配だった。久々の日本での生活だが、やはり日本に馴染むのは楽だったという。
生活面でも、料理の腕はなかなかのものである。とても工夫した料理をだしてくれて、連れ合いが出張中も、世話をしてもらえるので、ずいぶん助けられている。趣味のお菓子作りも、リクエストに応えることができるレベルにある。今日も無農薬レモンを使ったシフォンケーキを造ってくれた。
大学の入学が早々に決まったこともあって、年末からバイトを始めることになった。食パン(1種類)のみで勝負しているお店だ。負担のない範囲で仕事だが、たとえ1000円でも稼ぐことが簡単ではないことが分かるだろう。お金とは不思議なもので、1000円使うことなどとても簡単なのに、稼ぐとなると大変で、貯めるとなるともっと大変である。
元日には着物を着た。しかも自分一人でとてもうまく着付けいた。これもブラジルでのコロナ自粛生活で身につけたものだ。
5年の間に、ずいぶんと成長した。いろいろな意味でずいぶんと鍛えられたようだ。
ご聴聞の上ではどうか? 本人は、後退していると言っているが、仏教は知識や対する熱情も大切だが、まずは自分を知ることが第一だ。そのためには、まずは率直に自己が語れること、そしてよく聞く力を身につけてほしいと願っている。もちろん読む能力や書く(表現する)力もそうであるが、後は、興味さえあれば自ずからついてくる。聞くことは誰でも出来るとか、話すが苦手なのは性格(口下手とか)のせいにして誤魔化しているが、実は聞けていないから話せず、訓練しないから上達もしないのだが、それを実践していく人があまりにも少ない。日々のコミニケーションにおいても、また聞法においても、自己のためにとっても、もっとも大切なツールなのだか、鍛えないのはあまりに勿体ない。
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