釈迦内棺唄~手作り劇場~
緊急事態宣言下、連れ合いが東京の舞台公演に出かけた。緊急事態宣言の発令の直後だっだか、さまざまな対応プランを練りながらの執念の公演である。連れ合いも、2度もPCR検査を受けて臨んだ。ギャラより高い検査代である。しかも文化庁に支援された学校公演なので、関係各所との折衝も大変であっただろうが、なかなかの決断だ。生の舞台に触れてもらいたいという願いがある。もちろん、希望者はリモートでもOKという趣旨も加えられて、関係者としてYou Tubuで配信された舞台を、娘と二人で観ることができた。
これまで異なる演出のバージョンで何度か観てきた演目だが、一人芝居の部分に絡みがあり、役者7名が常に舞台上での一体感が感じられて、とてもよかったと思う。終了後は、生徒たちが真摯な質問をしていたのが驚いた。大人では聞きづらいような質問を生でぶつけるのだが、その答えはとても勉強にあり、芸術のもつ力の根源を少しかいま見た気分で感動した。ただ質問が連れ合いに振られないか、内心ドキドキ、もう一方でニヤニヤと心配もしたのだが、、。
ただ来週に予定されていた別の公演は、稽古も公演は延期になった。以前の稽古で出演者から陽性者が出たこともある。芝居を打つのも覚悟がいる時代だ。昨年は、ほとんど休業状態で少しずつ動きだしたかと思ったら、この事態である。お芝居の世界もしばらくはたいへんな状況下が続きそうである。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『居酒屋夢子・1961』(2022.11.16)
- 大須演芸場での「釈迦内柩唄」(2022.09.22)
- 「ブッダのお弟子さんたち」展(2022.06.17)
- 「最澄と天台宗のすべて」~伝教大師1200年大遠忌記念~(2022.06.01)
- 国宝、聖林寺十一面観音展(2022.03.14)