3日から寺院布教と支部法座が4日連続。しかも来週も寺院布教が4日連続とハード。その上,12月は華光誌の作業がある。新年号を年内発行するためには、印刷所の渡しの期日も迫っている。朝から華光誌のメドを少しでも立てるために集中して作業。遅目の昼食を取っていた。
電話がかかる。明日の布教先からだった。
「明日からお世話になります」と、明るく答える。いつもはご住職なのになぜか坊守さん。
「住職から聞いておられませんか?」
「はあ、地域でコロナのクラスターが発生したと聞いてますが、法座が中止になったのですか?」
「いえ、いま勤行が終わるところですが、今日から法座です」
エエーー。血の気が引いた。明日からの予定ですべて段取りしていた。
おどおど、「申し訳ありません。明日からだと予定してました。今から、すぐに窺います。」
「昼座はもうすぐ始まるので、夜座に向けてお出でいただけますか?」
確かに、2時間弱はかかるので、いますぐ出ても昼座は終わっている。住職が代役にたってくださるようだ。一番やっちゃいけない失敗に、誤り倒した。手帳も、カレンダーも明日からの2日間の日程が記入されている。手帳に挟まれていたお寺からの出講案内があった。念のため確認する。
アアー。そこには、「12月3日・4日」という明日からの日時が記載されている。
「あのーご住職から3日、4日でご案内頂いていますが…」
「エー」と、今度は先方があやまられる番に。いやはや、これはこれでお互いさま。しばらくはドキドキがとまらないまま準備を整え、心を落ち着かせてハンドルを握ってお寺に向った。
でも、所詮は今生事。なんとでもなりますわ~。