華光大会~面白かった企画~
新型コロナの影響が身近に迫っている中、無事に華光大会を終えて、正直、ホッとした。9月の永代経法要は、4日間の日程での前期・後期制。それを華光大会では3日間の日程での前期と後期制。そのために2日目の昼座が、前期と後期が重なってしまう。道場に一同に会する密を避けるために考えたのが、企画法座の提案だ。これは運営側からの一方的な提示に従ってもらうのではなく、アィデアから、当日の進行、運営を、同人の皆さんにお願いしようというものである。
運営側としては、密にならずにいかにスムーズにそれぞれの会場に入っていただけるのか。また終了後、前期の方が速やかに帰宅いただき、後期の方のオリエンテーョンを行えるのか。一度、永代経で二部制の法座を経験しているが、一同に会するのは初めてなので、運営委員とは何度も手順や動線の確認を行った。参加者の入口での検温、体調の聞き取り、手の消毒、そして荷物移動してもらい、そのまま各会場に移動という流れだったが、皆さん的確動いてくださり、混乱もなく、とてもスムーズに進んだとが、まずよかった。コロナ禍の状況では安全性が最重要の課題になっている。
実はこれは以前から温めていた企画案で、4~5の出店方式で、好きな企画、ところに自由に参加してもらおうと思っていたのだが、コロナのおかげで日の目を見ることになった。ただ事前申込制とした。内容的にも、想像以上に面白く、うまくいったのではないか。活気のあるアクティブな法座の内容も評判もよかった。
個々の感想は、新年号華光誌の特集号を参照いただけばいいので、タイトルと簡単な内容だけを記しておく。
企画A 「華光っ子を囲んで」。
車座になって、3名の20代の若い女性の今の心境を聞き、分かち合うという企画。
企画B ワークショップ型「阿弥陀さんと私」。
二人組みになって、阿弥陀様(役)に徹底的に言いたいことをいうあう、ロールプレーニング。
企画C 「信心獲得章を徹底的に味わう」
文字通り、ご文章を輪読し、自分のところに引き寄せてに味わう。
企画D 「韓国映画 人間の時間」鑑賞
韓国の鬼才、キム・キドクの問題作、衝撃作を鑑賞して、法蔵菩薩の身を投げされた布施の精神を味わう。
企画E ワークショップ
型「令和版 信行両座を分かつ」
信の座、行の座(未信の座)に自主的に分かれて、向き合い、なぜ、そこに坐ったのかを自分の言葉で語る。また行の座から信の座へ、逆に信の座から行の座に問い合う。
企画Eの冒頭は、ハブニングの緊迫した場面から始まった。まるで仕組まれたお芝居のようで、この流れは不思議としかいいようがなかった。その意味では、結果ではなく、すべてがブロセス(過程)なのだろう。
| 固定リンク