飛騨古川探訪(2)~三寺参り~
飛騨古川は,、会所の高山国府町の隣町にあたる。でも、これまで訪れたことがなかった。高山の浄土真宗はお東が多いが、古川はお西の三ケ寺が、報恩講のお逮夜(1月15日)の三寺参りは、飛騨地方の風物詩にもなっている。古い街並みに大きなロウソクが灯れ、晴れ着で着飾った独身の女性が、良縁を求めて三寺を順番にお参りするというのだ。真宗の教義とは関係ないが、この地域独特の背景があるようだ。お逮夜の日、訪れたいところである。
平日、しかも雨が強く降っていることもあって、街はひっそりとしていた。しかもは肌寒い。三寺は、どこも立派な伽藍である。境内も広い。ただし、防犯上の理由か、三寺とも本堂は施錠されていて、本堂の外からしかお参り出来ずに、残念。それでも浄土真宗の境内では見たことのない珍しいものを発見。この三寺を回って、スタンプを集めるとご利益のあるお守りが作れるという掲示が、各寺のお賽銭の箱の側に掲示されていた。庄松さんなら、「間男見つけた!」と叫んでおられたであろう。
一応、お寺は関わらない観光協会の企画の体をとっており、あくまでも風習として目くじらを立てまいというところか。中には御朱印を授けるお寺もあった。真宗の教えの上からは、お守りも御朱印も逸脱度が高いように思えるのだが、本山に楯突くことがないのなら、非難されることもないということか。それでいて、まともな安心の主張は異端視される教界の風潮は、俗世間そのものではないか。結局、このあたりが一般の浄土真宗のご信心の内実であって、俗信を出ることができないのであろう。
これは旅とは関係ない、愚痴でした。
とても寒い三寺参りでした。南無阿弥陀仏
これは旅とは関係ない、愚痴でした。
とても寒い三寺参りでした。南無阿弥陀仏
<広瀬精一師寄進の聖人像は立派だが、>
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