華光誌の編集作業
6月に入って華光誌の編集作業が本格化している。
まずは誌上法話。4月にご往生された福岡のK先生の、華光会館での最後のご法話。終始一貫、人生でほんうとに急がねばならない一大事とは何かを、自身が種々の病におかされ不自由な体をおしてお説きくださっている。仏法以外のこの世のものは、学校、会社も、家庭も、人生を生きる手段や方法を教えるば場所であるか、唯一、お寺だけは人生の目的、生れてきて一番大切なものは何かを教えてくださる場所である。その人生の目的を語り合う場所、お寺には、その境内に必ず大木が立っている。その大木は、道場樹と呼ばれて菩提樹であったが、いまは、銀杏の大木が樹っている。「さあ、みんな集まって、生れてきて一番たつせつなことを聞き合いましょう、語り合いましょう」というのである。それが四十八願の中の第二十八願「道場樹の願」であると。
そしてお寺で語られる人生の目的とは、生死を出づべき道を聞くこと。後生の一大事の解決にあり、それを浄土真宗では、南無阿弥陀仏の一つにして届けてくださっているのだから、その南無阿弥陀仏の一声を聞くことにあるというのである。
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