次号の華光誌は誌上感話
華光誌はここまでは調に進んできた。
誌上法話についてはふれたが、もう一つは、昨年の華光大会でのSさんの誌上感話である。本番では、マイクの調子が悪く、声が小さくて聞き取れなかった点もあったようだが、こうして文字に起してみると、とても有り難い。求道の道程も、克明に書いてくださっている。少しさわりだけを紹介。
初めて、華光にお参りされた時から、後生の一大事に焦点があたり、自分のことが問題になっておられた。最初の方は、だいたい外側(本人は、いたって真剣に自分の問題だと思っておられるが)、三願転入がどうしたとか、宿善がどうしたとか、〇〇会についてどう思うかとか、どうしたらいいのですかとか、まあ、まったく無意味な質問を並べられる。しかし、これもプロセスで、一応無意味でも、お答えしていかないと、次には進んでいかないので、もっともらしいことを答えていく。邪魔臭くて、ドンドン進めていくこともあるが、ほぼそんな質問されてる方はついてこれず、中には傷付かれる方もあるようなので、最近は関わりに注意している。
その点、彼はよくよくのご因縁のある方だった。そんな彼なればこそ、ぼくも、父も、最初からずいぶん厳しく接していたようだ。
まずは、最初に、ぼくの座談会に。
初めに来たきっかけを聞かれて、「信心決定しに来ました」と言ったとたんに、シーン。「あなた、信心欲しいんやー」「ふうーん」っ感じ。間違ったこと言っていないに、でも何か違うんですよ、何か雰囲気が…。
その後、今の自分の現状、仕事や家庭のことをいろいろと話したら、先生から
「あんたな、家庭が大事、仕事が大事、仏法も大事、全部同じにしてるやろ。仏法はそんなもんやないでー、もっと大きいもんや。それでは、ここでなくても良いんじゃないですか。他に行かれたらどうですか?」 と、バッサリと言われたというのだ。
次は悟朗先生の信仰座談会へ。どんな発言だったのかは記憶はないが、先生からたった一言。
「あんた何しにきたん。出ていきなはれー」
私は、結構、切羽詰まってた。たぶんそれを見られて、私にビッタリな言葉をかけてくださったんだと思うが、その時はショック。
「あんた、仏教聞く資格はないんだよ」…。
まあ、ここに至るまでのプロセスもなかなか面白いので、華光誌をお楽しみに。
ちなみに、もう一度、聴聞したい。仏法しかないと、聴聞の場を求めたとき、彼はインターネットで検索したという。その時の検索ワード。
「火の車、造る大工はなけれども、己が造りて、己が乗りゆく」
これで華光会の誌上法話にヒットしたというのだがら、やはりなかなかのご因縁のお方。南無阿弥陀仏
| 固定リンク
「今日の華光会館」カテゴリの記事
- 支部長研修会~支部長の役割~(2022.06.12)
- 甘茶(2022.04.15)
- お別れ~ありがとうございました(2022.04.01)
- 華光誌発送(2022.03.31)
- 80-2号の編集作業(2022.03.09)