リアル・Zoom併用の支部長研修会
いつもは1泊2日間で開かれる支部長研修会。各支部長、役員が一同に会して、支部の実情、法座活動や問題点。よりよき聞法の場を創っていくにはどうすればいいのかを、心を開いて語り合う場である。加えて、法話や講話を行って、法座活動や伝道上の問題点などの研修もおこなっていく。
始まった当初は、役員や支部長の信心を問う、張りつめた空気のある厳しい法座であったが、そんなことは遠い過去の話。未信の方が自己の信を問うという場というより、支部の問題や事務的話題も多い。それはそれで大切な問題だが、やはりひとりひとりの信を問うてこそ、法座活動の活性化かおこるのだ。
ただ今年はコロナの影響で1日だけに短縮。しかも、半数の12名がZOOM、半数の14名が華光会館に集うという、進行が難しい集いとなった。ZOOMならZOOMだけの方が、ずーっとやりやすい。会館に集う人が、スクリーンを見上げて話しかける(そんなことをしても何の意味もなく、カメラを観ないといけないが)場面が多く、道場に集う人々に語りかけるという雰囲気はならない。ZOOM側からの報告や意見を一方的に聞くだけなら、スクリーンに大写しとなり、スピーカーで音量も大きく、わかりやすい。しかし、問題は画面と会館の方が自由に触れ合うことができないところにある。どちらかというと、リアルの人達が置いて行かれる感じがするのだ。これは今後の課題だろう。ぼくも、マイクをミュートにしたり、ハウリングを抑えるためにスピーカーの音量のオンオフを繰り返す操作をなどで集中して話が聞けずに、ずいぶん煩わしかった。これもまた今後の課題。
さて支部報告の内容は、今年は各支部に新しいの動きが起こり、新人が入って活性化したところがある一方、停滞したままの支部もあったりと、各支部の動きに濃淡があるように思えた。たった一人の力でもずいぶん変わる。一方で、「喜んだ」というところに胡座をかいてる人が多い支部は停滞していく。そんな違いがマザマザと現われてきた。その意味ではいい研修会になったのではないか?
| 固定リンク