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63年の歴史に幕

 華光会館を建立され、維持できたことは、同人の皆様方のおかげではある。経済的な面では、創建当時から30年近くは、アパート(間貸し)と文化教室の収入がなければ、借金返済も、維持もできなかった。特に、当初からの文化教室は大盛会で、華光会を支えた一番の功労者であった。毎日、実にいろいろ教室が開かれていた。

 「珠算」「書道」を中心に、「簿記」に、母が担当した「華道」や「茶道」、「図画・工作」は悟朗先生が担当し、「学習指導」、「編物教室」まであった。その生徒さんが、毎日曜日朝の日曜学校にも参加くださったのである。アメリカさんKさんがおられた時には、「英会話」教室も開かれた。終わっていくものもあったが、珠算(週3回、2部制)、書道(夕方と夜の2部制)が主力で、どちらちも100名以上の生徒からがおられた。そして、姉が頑張っていた「ピアノ」「オルガン」教室が加わった。

 終わっていく中で、頑張っていた「珠算教室」が終わり、悟朗先生の最晩年に「書道教室」もなくなった。細々だが、最後まで続いていたのが「ピアノ教室」だ。それが3月からコロナの影響でお休みとなり、そのうち先生が体調を崩された。6月からの再開を約束していたが、先生がステージ4の癌宣告と分かったのは、一昨日のこと。休止中に生徒も減少し、あまり急なことで交代の先生のメドも断たなかった。

 残念ながら、華光文化教室の廃業を決めた。

 突然、63年の歴史に幕が下りた。

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