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1ケ月ぶりのリアル法座~華光誌輪読法座~

 京都府が独自に休業要請の一部解除を決定をうけ、華光会館での法座活動も再開した。
 約40日ぶりの法座は「華光誌輪読法座」。4月の最後も輪読法座だったので、「輪読」は一度もお休みなしである。顔ぶれもほぼ同じだが、大阪の方は欠席が多く、10名の参加。この程度の人数から始めることにした。マスク着用、間隔をあけて着座された。1ケ月ぶりとはいえ、長く自粛生活が続くので、皆さんも再会を喜んでおられた。

 誌上法話は、悟朗先生の正信偈講讃。釈尊のご教化で、信心の五徳についての最初、一念業成の項目。

「能発一念喜愛心、不断煩悩得涅槃」

 語句の解説や意訳まではよかった。が、補足に入って、一念に「行の一念、信の一念」があり、さらに「信の一念」には、時剋と心相があり、またそれぞれに『大経』の出拠と、親鸞様のご本典の出拠がある。これは教義の問題でとどまらず、安心上でもっとも肝要な点であり、さまざまに歴史的な論争を巻き起こした要点でもある。一度読んだくらいで、「はいわかりました」とはならないところで、皆さんも苦戦されていた。今は、詳しくは理解できなくても、しっかり味読していただくことに意義あると思った。 来月もこの続きで、一念の覚・不覚の問題へとつながる。

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