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真カ研~月例会~リアルとZoomとのハイブレッド

   輪読法座に引き続いて、真宗カウンセリング研究会の月例会も開催。いつもの会場の龍谷大学が閉鎖中で、華光会館が会場。

   今回は、試験的にリアルな月例会と、リモートでの参加者での共同開催を行う。幸い、昨年の工事の時に事務所を教室に引っ越して、2階にもネット環境が整っていた。ノートパソコンからプロジェクターでのスクリーンに大写しにして、音声はスピーカーから、zoom参加者の樣子はよく分かった。ただリアルが複数の場合、こちら側の音声が聞き取りづらいという問題が発覚。それでも初めてにしてはよかったのではないか。

  参加者6名に、Zoomが7名、85歳の奈倉先生もわざわざ来館。発表のSさんも頑張ってくださった。また京都での学生時代、常連だった皆さんが、久しぶりに月例会に集いたいせつな指摘をくださり有り難かった。これはコロナの効果である。

 内容は「親鸞とロジャーズ」の項目。ある意味では、真宗とカウンセリングではなく、凡夫が弥陀の本願にめざめる道を身をもって明示された親鸞様と、クライエント中心セラピーを提示されたロジャーズさんとの両者の人間観についての比較である。まずは、親鸞様の人間観、そしてロジャーズさんの人間観のそれぞれを明かにされる項目である。

 今回一番の収穫は、発表者が真摯に、張り切って発表されたことである。だからこそ、参加者も真摯に批判し、また率直な意見が聞けた。結論をいえば、まずは発表は、著者の述べていることをしっかりと抑えていく作業である。その時は、自分の思いは交えずにそのままを要約していく。大切なことは、著者の言わんとする意図を理解し、それう要約する力である。そしてそれができた上で、初めて自分の意見や思いを述べればいい。これはカウンセリングの聴き方や真宗のご聴聞にもつながる要点だ。往々にして、自分のこと思いか、相手の思いかがゴチャゴチャになっていくしまう。日常生活ではだれもそれを指摘されないが、カウンセリングや聞法の場合は、ここは厳密にしてく必要だある。ある意味、それができることが聞けることであるのだ。

 そのことが明かになってのも、発表者が課題に真剣に向き合っておられたからだ。その姿勢の尊さに脱帽である。

 次回も、リアルとZoomでのハイブリット開催である。一度、関心のある方は、Zoomでの参加が可能がいまがチャンス。お気軽にお尋ねください。

 日時:6月17日(水)夕方18時30分~20時30分
 会場:華光会館2階教室
 内容:「育ち合う人間関係」真宗カウンセリングの人間観~親鸞とロジャーズの共通点~

 

 

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