新刊~聖教のこころ~『経教は鏡なり』
~聖教のこころ~『経教は鏡なり』が完成した!
3月から準備を進めていた。5月初めの永代経法要での「修繕事業」記念法要でお配りする予定だった。しかし、永代経は延期、記念法要も中止。一方、印刷所も出勤制限の影響を受けて遅れたが、Rさんのご尽力で無事に完成した。今回は、企画からレイアウトのすへてをRさんの提案だ。3、4度と来館され打ち合わせを重ねてくださった。ほんとうにありがとうございました。
華光誌本文の1ページ目、目次上に掲載される「聖教のこころ」をまとめたものである。「聖教のこころ」は華光誌創刊からではない。第35巻2号(昭和51年・1976年)に始まる。44年前からで、合計160篇ほどの記事。その内、半数の80篇をぼくが担当している。それをどうまとめるのか? いろいろ試行錯誤したが、第1集は、浄土三部経(大経、観経、阿弥陀経)を、掲載順ではなく、経典のページ順に並べて再編集した。
一話、見開き二頁に納まるようになった。浄土三部経といったが、冒頭だけは善導様の『観経四帖疏』から頂いた。
「これ経教はこれを譬ふるに鏡のごとし。しばしば読むしばし尋ぬれば、智慧を開発す」
お経は、呪文でも、学問や根拠の対象にするものではない。それは教えであり、教えとは鏡である。鏡に写るのは、ほんとうの私の姿だ。その教えを鏡として、私のほんとうの姿を聞くのが、聞法なのである。
小難しかったり、十分に言い表せなかったりするで、ぜひ味読いただきたい。
題字を書き、表紙写真は今回のインド仏跡旅行で撮影。
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