法友の往生
お試しリーモト会議のあと、遅い夕食の途中で、訃報が届く。献身的に華光を支え、大活躍してくださったIさんが、2月に亡くなったというのだ。予想外の話に驚いたが、同時にあまりのことに、まったく実感も湧かないでいた。姉に電話したが、Iさんと親しかった人達も知らなかったようだ。ぼくより9歳の年長だから、まだ60代後半。昨年の11月に倒れられ、意識が戻らないままにお亡くなりになったという。
思い出は尽きない。中学生の頃から可愛がってもらい、その後も30年以上に渡って、節目節目には必ず彼の存在があり、もっとも信頼を寄せ、共に歩んできた方である。もし彼がいなければ、華光の宿泊行事の運営はできないのではないかは自他ともに認めるほどで、多くの同人からも先生のように信頼をされていた。いまも、華光の中心で動いておられる方や先生方も、ずいぶんお世話になってきたのである。
しかし、これまたご因縁事で、最初に華光を離れられた時には、僕自身にも大きな試練となった。ご自宅まで会いにいったりもした。その後、活動の場を絞って復活されたが、以前のような密接な関係に戻ることはなかった。そのまま徐々に疎遠となり、もう10年近くになった。時より聞こえてくる噂話は、あまりいいものはなかった。
それでも、彼から受けたご恩徳は量り知れないし、思い出も量り知れないほどある。同時に10年という歳月の重さも感じずにはおれなかった。たぶん、急激なではなく徐々にくるのだろうと、、。
2月22日は、奇しくも京都のMさんのご往生の日。南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
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