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インド仏跡(19)~バイシャリー(2)~

 では、バイシャリの遺跡を紹介しておこう。

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 ●仏舎利とストゥーパ●


 紀元前2世紀から紀元後5世紀のグプタ朝時代の建築物の遺構が発掘され,修復中だ。
 この遺跡を有名にしたのは、宮殿後から、1㎞たらず先で、釈尊が荼毘にふされた後、その遺骨を八分割されたものの一つといわれる舎利容器が発掘されたのだ。銘文は刻まれていないが、パトナ博物館に収納されている。舎利容器が出土したストゥーパ跡に参詣。

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 ●アショーカ王柱●

 ついで、有名なアショーカ王柱へ。14メートルを超すアショーカ王柱が完全な形で残っている。サルナートやルンビニーのアショーカ王柱も有名だが、いずれにも頭部が折れているが、ここは、柱頭の一匹のライオン像までき完全な形できれいに残っている、きわめて貴重なものだ。ただしアショーカ王の詔勅文は刻まれていない。

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 その王柱の横に、高さ4、6メートル、直径20メートルのストゥパーがある。アーナンダ・ストゥパーと称されている。

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 ●猿猴池(えんこういけ)● 

 またアショーカ王柱の南には、猿猴池と名付けられる沐浴池。かって釈尊が、この地に逗留中、猿が釈尊のために池を堀り、湧き水で満たしたという伝説によっています。また釈尊と修行者が鉢を並べて置いていたところ、猿は、釈尊の鉢に、マンゴーの蜜を満たして奉じたそうで、それが猿王奉蜜の地といわれる所以。人間だけでなく、広く畜生をも教化された釈尊の偉大さを表している。

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≪ここでは音楽法要。もう少し練習が必要でした≫
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まだまだ発掘、開発途上。子供たちがのどかに遊んでいた。

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