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3月の真カ研の月例会

 真宗カウンセリング研究会のパンフレットが完成。発送作業を行う。

 お手伝いの方は、この半年間に入会された新人2名と、今日が初参加の方2名という、フレシュな皆さん。正直、今年の初めにまったく想像していなかった方4名である。新人2名は、華光の集りで、1度だけお会いしただけの方。それもまた不思議。

 月例会も、そのメンバーに、もう一人と、N先生が加わってくださる。皆さん、3年以内のメンバーで、N先生も、3年目に仏教大のビハーラ研究会でお声をかけて以来のご縁。新鮮なメンバーだ。

 12月に続いての担当はSさん。自ら担当を名乗り、新しい方にその喜び語ってお誘いしてくださる。レジュメも、すごい内容。本文をさらに補強して、親鸞聖人のご生涯、釈尊から大乗仏教の興隆にいたる真精神を発揮と総花的な仏教の概観を、熱情をこめてまとめてくださっている。結局、話題も多彩で(これも面白かったが盛り沢山すぎて省略する)、結局、予定の半分も進まず、来月の総会の後で発表を継続してもらうことになった。

 最後のチェックアウト。 トリに話された85歳になられたお医者様(元京大病院で老年科を立ちあげた大学教授)でもあるN先生の、コロナウィルスの対する見解に心惹かれた。ぼくが聴いた要旨です。

 この1ケ月、先生自身も、公演や会合が中止が続いている。反対しても、大半が右へ倣えで、しかも会場等で、役所(公共)とのつながりも強く、結局、責任をとるのを恐れた、ことなかれ主義で、ほんとうに深く問題を考えてはいない。コロナは高齢者、持病をもっているのもには危険だし、まだ特効薬もワクチンもない。医者としても医療崩壊することを恐れている。しかしながら、結局、それは医者が、単なる薬屋になっているのにすぎない。薬が病を治すではない。あくまでも患者さんの生命力(体力、気力、免疫力、治癒力)なのであるが、そのことを忘れて数値ばかり観ている。もう一度、改めて未知なる病が起こった時の、医療者の姿勢が問われている。
 自分も、85歳となり、持病もある。若者に比べてもコロナになれば命の危険も増している。それでも、緊張感と、責任を持って、ここに臨んでいる。結局、今回のことは、ひとりひとりの生き方が問われているのであると。

 何か勇気づけれた気がした。対症療法も大事だし、安心・安全も大切なことだ。しかし、今回のことは、私達のこれまでの生き方が問われている。ほんとうに大切なものを見直す、いい機会なるかもしれない。

 

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