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インド仏跡(11)ブッダガヤ(3)~菩提樹~

 ◆菩提樹◆

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  大塔の背後にまわると大きな枝ひろげた菩提樹がある。釈尊が悟りを開かれた時に座っておられたのが、このアッサッタ樹とも、ピッパラ樹の根元です。シッダールタ太子が悟りを開かれて以後、この樹はBodhi druma 菩提樹(天竺菩提樹)と呼ばれるようになったのです。私達が、見上げるの菩提樹は、四代目スリランカのアヌラーダプラの菩提樹寺から移植されたものとか。BC245年 アショカ王の王子マヘーンドラが、勅命によって仏教をスリランカに伝えた時、ブッダガヤの菩提樹の一部をアヌラーダプラに移植して、逆にそのひこばえが、再びブッダガヤに里帰りしたというのです。 


 ◆金剛宝座◆

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  その菩提樹の下に金剛宝座(Vajrasana)が安置されている。長さ2.4m、巾1.4m、厚さ16.5㎝の砂岩で作られている。この宝座は1880年、この大塔の発掘・修理に当っていたイギリスの歴史、考古学者カニンガムが発見。表面の幾何学模様、側面の鳩や花葉、表面の端にわずかに残る初期ブラーフミー文字で、「宝座奉献」の文字が刻まれているところから、カニンガムは、アショーカ王建立の際のものと断定しています。昔は金剛宝座の前まで入れました。今は参拝者の増大に加え、オウム真理教の麻原彰晃の愚行によって、厳重に囲いがなされてしまいました。残念、無念、近寄れません。


 ◆仏足跡◆

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 また、金剛宝座の入り口に、文様のない仏足石。このシンプルな文様は、紀元前1世紀とかなり古いものです。でも、献花でなにも見えません。


 ◆アショーカ王柱◆

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 また、頭部は発見されていませんが、ここにもアショーカ王柱があります。ブッダガヤであることの決め手になったひとつです。


 ◆ムチャンリング龍王池◆

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 悟りを得て、仏陀となられた釈尊が、七日間の間、感謝の禅 定三昧に入っておられた時、暴風雨が襲った。その時、ムチャンリングの龍王が釈尊を守護して、暴風雨から護ったという言い伝えがあります。大菩提寺の南にある蓮華の池は、その季節には多く蓮華が美しく咲き誇る。池の真ん中には、暴風雨の中で釈尊を守護するチャンリング龍王の像が安置されています。今回、龍王の正体は、コブラだと聞まました。なるほど、日本人に理解できなかったはずです。この逸話は、インドや東南アジアでは、龍王に護られたブッタ像はポビュラーですが、日本ではあまり見かけません。

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   それにしてもチベットパワーは、凄まじいかったです。違和感を感じつつ、これだけの仏教徒がイキイキと躍動していることは、力強く、とても励みにもなりました。それにしても大乗至極の浄土真宗に出会った不思議を喜ぶばかりです。南無阿弥陀仏

 

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