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インド仏跡(9)成道の地・ブッダガヤ(1)

 いよいよお釈迦様の成道(お悟り)の地、ブッダガヤ(BUDDHA GAYA・Bodh Gaya)の大塔のもとへ。ホテルから、電気自動車!に分乗。以前なら、人力(自転車)のリキシャだったのにね。このあたりは日進月歩。

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  ブッダガヤはたいへんな混雑ぶり。世界中の仏教徒の最大の聖地。特に、チベット僧たちが、回りにテントを張って、終日、大きなマイクで勤行をしてる様は、壮観で、圧倒される。10分足らずでお勤めをして去ってくのは、日本の仏教徒だけのようですね。

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 まごまごしたいたら迷子になるようは人込み。セキュリティチェックを済めせて、みんなが揃って入場というときに、点呼をとると一人足りない。どうやら先に入ったらしい。しかも、携帯・スマホは持ち込み不可で、連絡がつけられない。しばらく待っていたが、戻る気配がないので入場することに。

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 人込みの中、菩提樹のもとで勤行。喧騒と他の読経の声にかき消されほとんど聞こえないけど、「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」は確かな響き。

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(成 道)
 ピッパラ樹の下に坐した釈尊に対して、悪魔や魔女が再三再四襲ってくるさまを、経典は詳しく述べている。釈尊の心に浮ぶさまざまな心の葛藤の表現で、八種の大軍とも言われている。
「出家者よ、樹の下に坐って、なにを求めようとしているのか。おまえは、その金剛座に坐る価値のある者ではない。さっさとこの場から立ち去れ!」
「天地に覆われたこの世界で、この座に坐る価値のあるものは、ただ私一人だけだ。前の世からの、善い行いに飾られたものでないと、この座を占むることはできない。地の神よ、すみやかに出でて証明せよ」。
 しかし、釈尊はその悪魔を退けれていく。そして、大地を指さすると、大地は六種に震動し、光明が遍く世界を照らし、太陽や月もその光を失うほどだったと経典に記されてる。大塔の釈迦如来像はこの場面を表して触地印を示しておられる。釈尊の心を重苦しく覆っていた霧が、一瞬にして晴れわたった瞬間です。南無阿弥陀仏

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