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インド仏跡(10)ブッダガヤ(2)~マハーボーディ寺院~

 ◆マハーボーディ寺院(大菩提寺・大精堂)◆~世界文化遺産~

 そのブッダガヤの中心にあるので、大塔-マハーボーディ寺院・Mahabodhi Temple(大菩提寺)。「塔」といってもストューパではなく仏像と、金剛宝座をおさめる祠堂の役割をはたすもの。高さ52m、外壁をかざる数多くの龕に仏像が安置されて、その間にさまざまな美しい草花の彫刻がほどこされている。

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 大塔の中は石の壁でかこまれた内陣で、外からの光はほとんど入って来ない。ご本尊釈迦如来は、全身金箔を置かれたチベット風の仏像で、日本様式の仏像に慣れている私たちには異様に感じられます。印は、右手を膝にたれ、大地を指した降魔印、又は触地印です。混雑の中で、御本尊前で合掌。39年前は、階段を登り、二階の回廊を一巡でき、2階から金剛宝座を眺められました。過去のことです。
 回廊の四隅には小塔が配されて、その間に奉献されたストゥーパが立ち並んでおり、これには小さな仏像が刻まれています。

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 大塔の外に出ると、北側に釈尊が成道直後の7日間、悟りを楽しみながら、そぞろ歩きをしたと伝えられる経行処(チャンカマナ)がある。幅、高さとも1m位のセメントで固められている石の台が18mの長さで続いており、蓮の花が刻まれている。釈尊の一足ごとに開いたのだといいます。

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 大塔の歴史は、始めにアショーカ王によって建立された精舎が、数々の増広と修復をへて今日に至ったと伝えられています。紀元前3世紀に作られた草創の姿を示している箇所が、部分的に確認されていつとか。やはり12世紀から13世紀にかけて、イスラム教徒によって、寺院のほとんが破壊され、仏像はこわされ、僧の多くは殺されました。大塔をはじめ付近の寺院もことごとく土の中に帰してしまった。
 カニンガムが、ベンガル政庁の命を受けて1880年に来た時は、虎も棲むかと思われるジャングルだったと。彼は、法顕や玄奘様の記録をもとに、ここが釈尊成道の地と査定しました。仏陀成道の地が確認されたのは、今から140年前のことにすぎないのです。

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