盛り沢山の東京法座
東京支部法座、とてもよかったです。
20代の初参加の方が、二人。対照的な感じでしたが、真面目に、仏法を求めておられる姿は、尊く思いました。また、長年、ある会で聞いてこられて、友人と一緒、参加された方も、積極的に質問されて、その姿勢はすごいとは思いましたが、あまりにも原理的というか、教義や理論先行で、肝心の自分のところが抜けているのが、勿体なくおもいした。もっとも、ご本人は、真剣なので、自分事として求めておられるのでしょうが、肝心の主人はお留守で、番頭ばかりが質問するという典型的なケース。なかなかそれを捨てるのは難しいですね。
押すだけが能じゃなくて、一度引てみるのも、一歩踏み出すことです。ここはそういうご教示がないと難しいところです。
どの法座も、真剣に問う人、逆に、こちからは、相手の想いを越えて関わる人もあって、活発な法座になったのではないでしょうか。新しい血が交じると、活性かされていきます。しかし、求め、捨て、転ぜられるというけれど、求めるところまではお育てをいただいても、捨てるというところが、一大事です。どこまで役に立たないわが身をあてに、聴聞し、そしてそこからどんなに真剣に問を発しても、その問い自体が無意味なのですが、そこが捨てられない。あの手、この手でアプローチしてみたけれど、それが回りの方ご縁になったのではないかと思いました。
いろいろと触れたいけれど、今回はこのあたりで。これからが非常に楽しみです。
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