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大声で「南無阿弥陀仏」

 念仏と黙想と語らいの集いも、懇親会は午前2時まで続いた。終了後、男性部屋は、さらに仏法讃嘆が続いたそうだから、皆さん、なかなかタフである。

 朝、新聞を広げる。

 大声で「南無阿弥陀仏」

 という大きな見出し文字が、飛び込んできた。本願寺新報や宗教系の新聞ではない。京都新聞である。
 え~ これ、昨晩、最後に皆さんに言った、僕のセリフそのままじゃないですか。

 A級戦犯 東條の最期 

とある。A級戦犯の絞首刑の場に唯一立ち会った日本人である、教誨師の花山信勝師の講演録をまとめたものである。

 仏説無量寿経について、真っ先に政治家が読んでおかなねならない。

という東條の述懐や、刑の執行直前の様子は、

 「東條大将が、一番大きな声で南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。他の皆も南無阿弥陀仏と称えた」

とあった。死刑囚という意味では、僕たちも同じことですがね。まあ、詳しくは、新刊ですが『A級戦犯者の遺言』(青木馨著・法蔵館)を御覧ください。

 ところで、大声でというと、怒鳴ったり、喚いたりする人もいるが、それではちょっと荒れた感じがして勿体ないですね。この場合の大声は、力強く腹底から申すことのように思っている。朝一番のチェックインで、この話題を出したが、実際は、大きな声でお念仏するのはなかなか難しいとの声。特に、朝はまだ喉が温まってませんかね。徐々に、身についていけば尊いものですが、、。南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

 

 

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