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掲示伝道

 午前中、佛教大学の四条センターの講義を受ける。

 帰路、会館に近くのお寺(大谷派)の前を通ったら、掲示伝道の文字が目に入ってきた。通りすぎた自転車をもう一度引き返して、写真を撮った。掲示伝道で、わざわざ引き返したのは、なかなか骨のある文章だったからだ。

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「名号を以って たすけるは 仏の仕事
 信心を以って たすかるのは 我々の仕事」

 特別な文章ではない。むしろ当たり前のことが書かれている。しかし、今日の浄土真宗では、信心(獲信)までも、棚上げして、すべて如来様の仕事に押しつけている風潮の中では、少し珍しい。他力回向、「たまわりたる信心」の曲解されているのである。

 藤代聰麿(ふじしろとしまろ)師は、曽我量深師のお弟子さんにあたる方のようだ。ネットで検索したら、この言葉はなく、別の言葉ばかりがヒットした。ついてここに引用する。

「これまでが、これからを決める」 のではない
「これからが、これまでを決める」 のだ

 ところで、このお寺、ぼくが小学校1年生の時の担任先生(お寺の娘さんたったのかな)のお寺。もう50年も前の話だ。

 

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