無為信寺
法座が終わるのが夜10時を回るので、もう1泊して、翌日の午後はプチ観光。昨年は、三条別院だったが、今年は、阿賀野市まで足を延ばして、無為信寺(むいしんじ)をご案内くださった。
8年前の越後のご旧跡巡拝の旅で訪れているので、2度目の参拝である。
無為信寺は、真宗大谷派で、二十四輩(親鸞聖人の二十四名の高弟)の一人である、無為信さまのゆかりのお寺だ。二十四輩は関東の高弟であるが、江戸期に本山預かりとなり、この地域の豪農・佐藤伊左衛門が、私財を投じて再興したものである。復興後の初代住職が、伊左衛門の娘と結婚するが、その次男が、香樹院徳龍師である。京都の高倉学寮で、香月院深励師に師事し、東本願寺学寮の最高学位である講師に就任するが、「学識は香月院(深励)、徳行は香樹院(徳龍)」と称されていることは有名である。その後、香涼院行忠師などの学寮講師や、著名な学僧を輩出している。立派な顕彰碑が建てられている。
ご住職と談笑し、華光会のこともご説明する。
野鳥の声が、静かな境内に響く。さわやかな風が吹き抜ける。
来年には本堂の令和の大修復を控えているという。野鳥の声に交じって、本堂を突くキツツキかなにかの作業。まるで、トンカチ、その後ドリルで、規則正しい作業が続いていて、ご住職も苦笑い。帰路、犯人の撮影に成功。
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