復活! 京都みなみ会館
8月下旬に、京都みなみ会館が復活した。おめでとう。
8月は、ほとんどが旧作だったので、9月3日、会員デーに初めて訪れた。
近鉄東寺駅に少しだけ近くなった。ただ、ぼくのところからだと九条通を横断せねばならない。それでも、距離的には10数メートル程度近くなったか。
京都シネマと同じように、3スクリーンだ。旧作や二番館が多くなったが、それでも京都ではここだけ上映のものもある。みなみ会館らしくなく、ネットで座席予約ができるようにもなっている。
何よりもお洒落になった。どうした、あの雰囲気がなくなったのが、残念だ。何もかもがお洒落すぎて文字が小さく、分かりづらい。入り口も、シアター2、3への行きかたも分からない。いちばんは困ったのが、1階のトイレ。まるで壁のようになっていて、目の前にあるのにみんな尋ねている。、最新なのに、バリーアフリーでもない。
いま、ミニシアターで映画をみる客層は、中高年、いや断然、高齢者が多い。ぼくのようなリピーターも、中高年だ。それは京都シネマでも同じことで、いつも顔を合せる人は、同じ人たち。それなり、高齢者向けにした方がいいのにな。
もちろん、変わっていないこともあった。
スタッフに愛想がなく、新しくなったに案内がとても不親切なこと。正直、初回から腹が立った。前のスタッフと同じ人なので、これは仕方なしか。旧館の扉が飾られてるのは、懐かしい。
いろいろある中で、いちばんの不満は、座席の前後も、幅も小さいことだ。ぼくは、映画は靴を脱いで、胡座をかいてみる。でも、ここで胡座をかけない。もうひとつは、冷房がは冷やすぎている。
要は、見た目だけはお洒落になったが、随分、不満だらけの劇場になってようだが、それでも、週一回は通っている。近いのはいい。
9月3日、ここでの初映画。見逃した『『ビ-ル・ストリートの恋人たち』 を見た。タイトルのような甘さでなく、黒人差別の実態に沿って描いた佳作。でもね、客は、ぼくと、もう一人、高齢の男性の2人だけ。
オダギリジョー監督、柄本明主演の『ある船頭の話』 ある船頭の話』は、静謐で美しい作品だった。
大好きな中国のジャ・ジュンクーの『帰れない二人』 は、壮大な抒情詩。
冷房が寒すぎたすだき左府すぎて、~米軍がもっとも恐れた男『カメジロー 不屈の精神』、前作同様、震えた。おススメのドキュメンタリー。
今日の映画は、イタリア映画『『ドッグマン』 。不条理の世界、登場人物の誰にも共感や投影できない、いわばスッキリしない、人間の愚かさ描かれていた。夕方の回だったが、ぼくも含めて観客は、4名。全員、中年の男性。
ということで、作品はよかった。それに、5本観たら、1本ご招待は有り難い。文句をいいながら、通うことになるのだろう。
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