生駒市竹林園
午前中、伏見向島でのお彼岸のお参り。今年も、一層、厳しい無常の理を教えられるご縁であった。しかし、たとえどんなに厳しい愛別離苦に直面しても、それが必ずしも自身の聞法の縁になるとは限らないということも、痛切に感じられるご縁となる。だからこそ、目の前のご縁を大切にしたい。同時に、我が身を思う時、「遠く宿縁を慶べ」が響いてくる。
そのまま奈良県生駒市の家庭法座に移動。出発点が違うので、カーナビはいつもと違う道を示した。京田辺の山中を通って、生駒市に至る。ルートが違うと、途中の風景も違う。子供の時、交野の私市(きさいち)からハイキングで歩いた「くろんど池」(すごく懐かしい)を渡り、高山城という城跡を通ると、生駒市竹林園があった。少し時間があったので、ほんの少し寄り道をする。
http://www.tikurinen.jp/history
日本唯一の茶筌の生産地として有名な高山とある。といっても飛騨高山ではない。生駒市に高山の地があることも、また茶筌作りが盛んであるのも、初めて知った。今から500年以上も昔、室町幕府八代将軍足利義政の時代に遡るという。この地は、鷹山氏の支配で、鷹山氏から、たかやまの地名をたまわり、それが高山と記述するようになったという。公園内に、鷹山氏の墓にお参り。南無阿弥陀仏の碑。別に縁もゆかりもないが、法衣姿でちょうどよかった。
竹林自体もいろいろな種類があるようだが、どれもしょぼしょぼ程度にあるだけで、正直、公園自体も、展示館も寂しいものだった。明日、訪れる河合町あたりも、かぐや姫伝説がある竹の産地。今年は、全国規模で、120年ぶりに竹の花が咲いているそうだが、、。
別ルートを通ったでけで、知らないことに出会う。ちょっと触れることができた。たぶん二度目はないだろう。
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