真宗カウンセリグ研究会~9月の月例会~
7月は、仏教カウンセリングWSの分かち合い、8月は夏休みと、3ケ月ぶりに輪読会に戻る。
「ビハーラ活動と真宗カウンセリング」から、「カウンセリングの核心」の部分である。
ビハーラや真宗カウンセリングの前提として、ロジャーズのカウンセリングの要点を、的確に、そして端的に述べられた箇所。要点の概観なのだが、単なる教科書的な筆記ではなく、西光生自身のカウンセリング観が滲み出る文章だ。
それを、先生の薫陶を受けられたベテランカウンセラーの体験談を交えながら読んでいく。ますますその意味が深く感じられるようで、改めて勉強になった。
特に、ロジャーズのカウンセリングの理論・そして実践は、「技術」よりも、カウンセラーの「態度」、そしてその態度は、「仮説」に支えられ、さらにその仮説は、深い「人間観」から導かれているのである。つまりは、小手先のテクニックや技法で接することよりも、人間性が伴う態度条件が重要になってくるのであるから、原点に戻り、基本に立ち返って、繰り返して確かめていくことの大切さを教えられた。
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