« 十人十色の仏の子供大会 | トップページ | 命日法要 »

二重、三重の成長とお護り

 今年は、子供の参加者の割には、先生も少なめだった。
 ぼくも法話も担当し、初日の「室内オリンピック」もメーンで関わった。最終日は、スライドに、班活動と忙しかった。最後の班活動は、オリジナルで、自己紹介ならぬ、他己紹介。班ごとで、全員のインタピューをし、各自がレポーターになって、誰かを紹介するという内容。みんな楽しんで関わってくれた。小学生の低学年でも十分できたし、大人の皆さんは、いつも見ない顔を垣間見ることができて、なかなか面白かった。これはまた機会あれば、ぜひやってとみたい。

 先生方も、大活躍だった。先生方も女性が中心である。主に進行と活動は、大学生の二人と高校生の3名。彼女たちは、低学年から参加して班長を経験している「仏の子供大会」のベテラン組だ。

 進行や班活動もそうだが、室内ファイヤーは3名が中心である。
 それぞれの得意なことを事前にお願いしおいた。吹奏楽部の先生には、 ユーフォニウムの演奏をしてもらった。ダンスが得意な先生には、ダンス披露し、みんなで「パプリカ」を踊った。その前ふりで、「炭坑節」を教えてもらって、みんなで踊ったが、楽しかった。

 スタンツ(班対抗の寸劇)もよかった。短い時間で、テーマの感謝や、子供大会に関連するものを創ってくれた。大人は、仏典劇で、お釈迦様の「お涅槃」のところである。荒いシナリオだけをぼくが提供したが、M先生が深夜までかかって、オリジナル溢れる脚本を創ってくれた。M先生の釈尊は、晩年の老体を鞭打った進む姿は迫真の演技だった。その釈尊に、キノコ料理をだすチャンダもびったりの配役。最後にお釈迦様の言葉を聞く、阿難尊者を連れ合いが演じた。彼女の場合は、劇団員なので、これが本業。いつもはギャグに走りがちな大人のスタンツだが、今年は、至って真剣な仏典劇。見ていて込み上げてくるものがあった。しかも、仏典どおりではなく、浄土真宗の立場にたった釈尊の最後のお言葉は、まさに仏説そのもの。

 仏の子供大会の素晴らしさは、参加の子供たちにご法を伝えるだけでなく、それを育てる若い先生方の成長の場であり、同時に見守る親や祖父母世代の学びの場でもあることだ。つまり、参加の立場に応じて三重の成長があるように、三重の安心・安全の場が創られていく。まずは、先生方の指導があり、親世代の身もまりがあり、その外側にドーンと仏様の十重廿重のお護りがあるのだ。子供たちのエネルギーと可能性と共に、その不思議な力を実感させられるのが、この大会の醍醐味である。

 

|

« 十人十色の仏の子供大会 | トップページ | 命日法要 »

法座と聞法」カテゴリの記事