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高山法座~お念仏の声は響いたか~

Img_3341  週末は高山支部法座である。今回は、F家での家庭法座である。

 高山線での落石事故の影響(途中、落石の岩が処理中だったのが見えた)で到着が遅れたが、『阿弥陀経』の勤行を頼んでいたので、勤行の最中に到着することができた。

Img_3342  『阿弥陀経』を3座でお取り次ぎした。初日の夜座は、「序分」(六事成就と有名な声聞方のエピソード)に、極楽や阿弥陀様の荘厳(ありさま)について。2日目の朝は、その極楽浄土に生まれるための念仏往生の道と、難信の法について、最後は、今回のメーンである六方段で、諸仏の證誠護念について、特に、「広長舌Img_3345 相」の種々のエピソードを中心にした。ただ、高山支部なので、あまり講義というか、勉強臭い話は控えめにして、身近な話題やエピソードを交えた。次号の華光誌の誌上感話にもあるが、高次機能性障害になられたFさんの姿を通して、人間の虚仮の姿、そして平成業成の素晴らしい教え、さらには、「今現在説法」の、今轟いている阿弥陀様の雄叫びと、十方に響く諸仏方の證誠の無量の声に触れさせてもらったら、自ずと最後には力が入った法話になったと思う。ただし、聴衆の反応とは、少し距離があったのは、残念ではあった。南無阿弥陀仏の声が響かなければ、どんないい話も、自己満足の空しいもので終わってしまうのである。

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